[ウィルミントン(米デラウェア州) 15日 ロイター] – 性的虐待罪で起訴され拘留中に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告を米金融大手JPモルガン・チェースが支援したとして起こされた訴訟で、米領バージン諸島が米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に関係文書の提出を要求したことが15日、明らかになった。

マンハッタンの米連邦地裁に提出された資料によると、バージン諸島は4月28日に提出令状を発行した。マスク氏はエプスタイン被告によってJPモルガンに紹介されたという。

マスク氏はコメント要請に返答していない。

令状は、エプスタイン被告に関するマスク氏とJPモルガンの全てのやりとりや、マスク氏とエプスタイン被告のやりとりなどの書類を提出するよう求めている。

バージン諸島は、エプスタイン被告が個人で所有していたリトルセントジェームズ島における同被告による女性への性的虐待についてJPモルガンが通報しなかったと非難。JPモルガンは、同社幹部とエプスタイン被告の関係を巡り同社に責任はないと主張している。