[ロンドン 12日 ロイター] – ブロックチェーン分析のチェイナリシスは12日、暗号資産(仮想通貨)が絡んだ2023年上半期の犯罪は総体的に減少したが、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)を使った攻撃に支払われた身代金額は大幅に増加しており、通年ベースでは過去2番目の大きとなる見込みと発表した。

暗号資産の価格は22年、関連企業の経営破綻が相次いだことから急落したが、今年に入って徐々に回復している。

チェイナリシスによると、ダークネット市場、ランサムウエア、マルウエア、詐欺、児童虐待関連の素材など、不正行為への暗号資産の流入額は23年1─6月は28億ドルとなり、前年同期の80億ドルから65%減少した。

一方、ランサムウエアによる攻撃者に対する暗号資産の支払額は4億4910万ドルに達し、前年同期から1億7580万ドル増加した。

チェイナリシスは「資金が潤沢な大物を標的にしたランサムウエア攻撃が再び増えつつある。小規模な攻撃も増加している」と指摘した。