[11日 ロイター] – アルメニアと米国は11日に合同軍事演習「イーグル・パートナー」を開始したと発表した。アルメニアは隣国アゼルバイジャンとの関係が緊迫している。

演習は10日間の予定で、米国から85人、アルメニアから175人の兵士が参加。首都エレバン近郊の訓練場2カ所で行われている。

アルメニア国防省は「演習の目的は、平和維持活動の枠組みで国際平和維持ミッションに参加する部隊の相互運用性を高め、統制と戦術的コミュニケーションにおけるベストプラクティスを交換することだ」と説明した。

アルメニアに軍事基地を持ち、この地域の安全保障を担っていると自負するロシアは不快感を示している。

アルメニアとアゼルバイジャンは、ソビエト連邦崩壊後の30年間に2度の戦争を経験。過去1週間には、互いに相手国が国境付近に兵力を増強していると非難している。