
[バチカン市 20日 ロイター] – ローマ教皇フランシスコ(88)は20日、復活祭(イースター)の行事でサンピエトロ大聖堂のバルコニーに姿を見せ、今回は側近が代読する形となった恒例のメッセージでは、パレスチナ自治区ガザにおける即時停戦を呼びかけた。
1カ月以上の入院を余儀なくされた肺炎を患う前から、教皇はガザでの人道状況悪化を理由に戦争継続を批判する姿勢を強めていた。
この日のメッセージでも、ガザの現状を「劇的で嘆かわしい」と懸念。「全てのイスラエルとパレスチナの市民の苦しみに寄り添う。戦争当事者には、停戦と人質の解放を実現して将来の平和を渇望する人々の助けになってほしいと訴える」と述べた。
その後教皇は、さまざまな花で飾られ、多くの信者らが集まったサンピエトロ広場を専用の車に乗って訪れ、集まった信者らは「教皇万歳」と歓声を上げた。
関連情報
▽イスラエル首相「勝利まで戦う」、ハマスへの圧力強化を軍に指示<ロイター日本語版>2025年4月20日午後 12:32 GMT+9
▽米イラン、核合意への枠組みづくり着手で合意 協議「進展」受け<ロイター日本語版>2025年4月20日午前 11:05 GMT+9
▽