- イランなお米提案に回答せず、1-6日に約4.68兆円の為替介入か
- EUに是正強く申し入れ、FRB高官の見解割れる、ウォール街ボーナス

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回答まだ
米国がホルムズ海峡の再開と戦争終結に向けて提示した1ページの覚書について、イラン指導部は受けれるかどうかまだ明らかにしていない。こうしたなか、中東ではペルシャ湾とレバンの双方で緊張が高まっている。イラン南部の港湾都市バンダルアバス近郊で複数の爆発音が聞こえたと、半国営ファルス通信が報じた。タスニム通信によると、ゲシュム島近郊でも爆発音が聞こえた。ホルムズ海峡の再開や戦争終結の見通しに対して懐疑的な見方が強まり、北海ブレント先物は一時、1バレル=102ドル台に上昇した。
約4.68兆円
円が対ドルで一時急伸した1-6日の外国為替市場で、日本の通貨当局が約4.68兆円の円買い介入を行った可能性が高い。日本銀行が公表した8日の当座預金増減要因の予想値と介入要因を含まない市場推計の差が示唆している。東短リサーチの高井雄一郎研究員は、この規模から介入が単発だったのか、複数回に分けて行われたのかを判断するのは難しいとの見方を示した。介入の有無は財務省が29日に公表する月次ベース(4月28日-5月27日)の「外国為替平衡操作の実施状況」に反映される。日次ベースの介入額は4-6月分が公表される8月上旬にも判明する。
「是正求めた」
赤沢亮正経済産業相は、欧州委員会が今春公表した「産業加速法案」について、産業協力推進の妨げとならないよう、欧州連合(EU)に強く申し入れたことを明らかにした。同法案が「自動車や蓄電池などの分野で、日・EUの産業協力の推進に水を差すものとならないよう、私から強く是正を求めた」と述べた。また、「日本製の電気自動車(EV)などがEU公的支援の対象から排除されることへの懸念を強く申し入れた」と語った。双方は定期首脳協議に向け、事務レベルで解決に向けた議論を継続していくことで一致したという。
見解割れる
ボストン連銀のコリンズ総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)の前回会合の声明文について、異議を唱えたメンバーの意見に同調すると述べた。「次の政策変更が利下げになるとの見通しを思わせる文言と、あまり密接にならないよう調整する」ことが望ましかったと語った。クリーブランド連銀のハマック総裁は、声明の文言は次の政策行動が利下げとなる可能性を示唆しているが、これは自身の見通しと異なると述べた。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、FOMC声明を巡って当局者間の意見が分かれたことを重要視しない考えを示した。
大幅増加
ウォール街のボーナスは3年連続の大幅増加となる見込みだ。市場のボラティリティーがトレーディング需要を押し上げ、合併・買収(M&A)もようやく上向いたことが背景にある。報酬コンサルタントのジョンソン・アソシエーツによれば、M&A助言を担当する投資銀行員の今年のインセンティブ報酬は、前年比で10-20%以上増加する見通し。株式トレーダーは10-15%増加する見込みだという。ただ、まだ年前半の段階であり、イラン戦争や経済、関税交渉、米金利動向を巡る不透明性が残る中で、見通しは変化する可能性がある。
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