• 米国株が最高値更新、米PPI加速、トランプ氏北京到着
  • FRB議長人事承認、セレブラスに買収打診も実現せず
S&P500種などが最高値更新
S&P500種などが最高値更新Photographer: Stephanie Keith/Bloomberg

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

最高値更新

米株式市場ではS&P500種株価指数とナスダック100指数が最高値を更新。インフレ圧力の高まりにもかかわらず、大型ハイテク株を中心に買いが膨らんだ。エヌビディアやテスラ、アップルなど、トップがトランプ大統領の訪中に随行している企業の上げが目立った。モルガン・スタンレーは、好調な企業業績と堅調な経済を背景に強気相場が続くとし、S&P500種は向こう1年間で8300に到達するとの予想を示した。現行水準から12%ほど上昇するとの見方だ。

インフレ加速

4月の米生産者物価指数(PPI)は前月比1.4%上昇と、2022年以来の大幅な伸びとなった。背景には、イラン戦争に伴うエネルギー価格の高騰が輸送コストを押し上げたことがある。12日公表された4月の消費者物価指数(CPI)統計でも、総合CPIが2023年以来の大きな伸びとなっていた。イラン戦争の終結が見通せない中、企業がエネルギーや輸送費の高騰を価格に転嫁しようとすることで、他の財やサービスも値上がりするリスクがある。

北京到着

トランプ大統領が13日、北京に到着した。米大統領が国賓として中国を訪問するのは9年ぶり。同氏はエヌビディアやテスラなどの幹部を多数同行させている。ロイター通信が関係者の話として報じたところによると、米中は安全保障上の利益を損なわない範囲で関税を緩和できる対象として、それぞれ約300億ドル分の品目を特定する枠組みを検討している。14、15両日の米中首脳会談に向けた地ならしとして、ベッセント米財務長官と中国の何立峰副首相がそれぞれ率いる代表団が、韓国・ソウルで協議を行った。

僅差で承認

米上院は次期連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名されているケビン・ウォーシュ氏の就任を承認した。採決結果は54対45と、FRB議長人事としては最も僅差での承認となった。議会における政治の二極化に加え、トランプ大統領の早期利下げ要求にウォーシュ氏が屈するのではないかとの民主党側の懸念を反映している。今後はウォーシュ氏の下でFRBの独立性が維持されるのかが試される。

買収打診も実現せず

ソフトバンクグループと傘下の英アーム・ホールディングスは、数週間後に新規株式公開(IPO)を控えていた人工知能(AI)向け半導体メーカーの米セレブラス・システムズに買収を打診していた。事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。ソフトバンクGとアームはセレブラス買収に初期的な関心を示したが、同社はこれを拒否したという。セレブラスは年初来で最大の上場案件になると見込まれている。同社は3000万株を売却し、約48億ドルを調達する見通しで、半導体企業としては過去最大のIPOとなった2023年のアームに迫る規模だ。

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