• 米中首脳会談の焦点、米小売売上高が増加維持、英与党党首の座
  • アップルとOpenAIに亀裂、ボーイング株急落
台湾問題が米中首脳会談の焦点に浮上。
台湾問題が米中首脳会談の焦点に浮上。Photographer: An Rong Xu/Bloomberg

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

台湾問題

中国の習近平国家主席はトランプ米大統領に対し、台湾問題を巡り対応を誤れば衝突に発展する可能性があると警告した。中国側は両者の会談が続いているさなかにこの発言要旨を公表し、台湾問題を一気に焦点に押し上げた。全てが予定調和的な共産党政治において、この発言は衝撃的だった。一方、米国側の会談要旨では台湾に関する言及は一切なかった。ルビオ米国務長官は「米国側の見解は、力によるいかなる現状変更も、米中いずれにも悪影響を及ぼすだろうということだ」と説明した。

消費底堅く

4月の米小売売上高は前月比0.5%増と、伸びが前月から鈍化したものの、3カ月連続で増加した。ガソリン価格の急騰にもかかわらず、消費の底堅さを示した。今回の統計は、例年より多い税還付が、インフレ圧力に対する家計の緩衝材となった可能性を示している。イラン戦争によってガソリン価格が2022年以来の高水準に押し上げられたため、ガソリンスタンドの売上高は2.8%増加。ガソリンスタンドを除く売上高は3カ月ぶりの低い伸びとなった。

与党党首の座

英国のストリーティング保健相がスターマー首相に与党・労働党の党首交代を求め、辞任を表明した。党内左派勢力が推すマンチェスター市長のアンディ・バーナム氏も、党首選出馬の可能性に向けて動き始めた。労働党では近く党首選が実施される可能性が高まり、スターマー氏はライバルたちとの争いに直面する見通しだ。党首選の実施を正式に求めるには、スターマー氏の対抗馬となる候補が、労働党議員の20%にあたる81人(現議席ベース)の推薦を得る必要がある。

提携に亀裂

アップルとOpenAIの提携関係が暗礁に乗り上げていると、関係者が明らかにした。OpenAIは2年前に始まった提携で期待していた利益を得られておらず、現在は法的措置を準備している。その選択肢には、まずアップルに契約違反を通知することが含まれ、必ずしも直ちに訴訟を提起するわけではないという。OpenAIはチャットボット「ChatGPT」をアップルのソフトウエアに組み込む提携によって、より多くのユーザーが有料購読に誘導されると考えていた。しかし実際には、アップルの各オペレーティングシステムにおけるOpenAI技術の導入は限定的で、機能も見つけにくい状態にある。

ボーイング株急落

中国はボーイングから航空機200機を購入することで合意したと、トランプ米大統領がFOXニュースとのインタビューで述べた。中国にとってほぼ10年ぶりとなる米国製商用機の購入は、数十億ドル規模となる見通しだ。しかしトランプ氏が明らかにした中国の発注規模は、事前予想を下回った。中国の航空会社は最大で500機のボーイング「737 MAX」に加え、ワイドボディー機も発注すると見込まれていた。ボーイング株は一時5%余り下げた。トランプ氏が言及した200機の受注に、どの機種が含まれているかは不明。

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