▽米国株式市場=続伸、インフレ鈍化と好調な企業決算受け<ロイター日本語版>2026年7月16日午前 5:11 GMT+9

[ニューヨーク 15日 ロイター] – 米国株式市場は続伸。インフレ指標の鈍化に加え、第2・四半期の米企業決算シーズンが好調な滑り出しとなっていることが、投資家心理を支えた。
半導体株は下落したものの、主要株価3指数はいずれも小幅高で取引を終えた。小売り関連株(.SPXRT), opens new tabと旅行・レジャー株(.SPCOMHOTL), opens new tabがアウトパフォームした。
決済大手ペイパル(PYPL.O), opens new tabは17.2%急伸。決済会社ストライプとプライベートエクイティ(PE)のアドベント・インターナショナルが1株当たり60.50ドルで買収する共同提案を行ったと、複数の関係者がロイターに明らかにした。提示額は14日終値に約28%のプレミアムを乗せた水準に相当する。 もっと見る
銀行の決算が2日連続で好調となり、第2・四半期の決算シーズンが幸先の良いスタートを切った。
ブラックロック(BLK.N), opens new tabとモルガン・スタンレー(MS.N), opens new tabはともに四半期利益が予想を上回った。ブラックロック株は6.6%上昇、モルガン・スタンレー株は0.4%高で取引を終えた。 もっと見る
ホライズン・インベストメンツのポートフォリオ運用責任者、マイク・ディクソン氏は「銀行決算はどれも申し分ない」とし、「今回も素晴らしい決算となっても全く驚かない」と述べた。
LSEGの直近データによると、アナリストは現在、第2・四半期のS&P500採用企業の利益が前年同期比23.7%増になると予想している。
S&P500の主要11業種では、通信サービス(.SPLRCL), opens new tabの上昇が最大となった一方、公益事業(.SPLRCU), opens new tabの下落率が最も大きかった。
労働省が発表した6月の卸売物価指数(PPI)は前年比伸び率が前月から鈍化したほか、市場予想も下回った。前日発表された6月消費者物価指数(CPI)も伸びが鈍化していた。 もっと見る
ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、上院銀行委員会で証言した。 もっと見る
CMEのフェドウオッチによると、金融市場は現在、FRBが今月の金融政策会合で0.25%ポイントの利上げを実施する確率を10.2%と織り込んでいる。1週間前の31.0%から低下している。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.5対1の比率で上回った。ナスダックでも1.26対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は162億7000万株。直近20営業日の平均は214億株。
▽NY外為市場=ドル下落、米PPIの伸びが予想下回る 中東情勢なお注視<ロイター日本語版>2026年7月16日午前 5:12 GMT+9

[ニューヨーク 15日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、ドルは主要通貨に対して下落した。米卸売物価指数(PPI)でインフレ鈍化の兆しが示されたことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が金利政策を巡って様子見の姿勢を維持できるとの見方が広がった。
6月のPPIは前年比5.5%上昇し、伸びは5月の6.0%から鈍化したほか、市場予想の6.2%も下回った。前月比では0.3%低下と、予想外のマイナスとなったほか、低下幅は2025年4月以来、14カ月ぶりの大きさとなった。
主要通貨に対するドル指数は0.55%安の100.36と、6月中旬以来の安値を付けた。前日は0.4%下落し、過去2週間で最大の下げ幅となっていた。
インテグレーテッド・パートナーズの最高投資責任者(CIO)、スティーブ・コラノ氏は「ドルの足元の強さは米利上げ観測に大いに関連している」と指摘。必ずしも政策金利の引き締めそのものではなく、利下げ確率の低下に注目しているとした上で、「フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、年内にFRBが1─2回の利上げに動く可能性を依然として示唆している」と述べた。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は15日、米国のインフレ率はなお高過ぎる水準にあるものの、すでにピークを付けた可能性があり、近く鈍化し始めると考える根拠はあると述べた。
また市場は中東情勢にも引き続き注視。ドルは紛争が激化する局面では、安全資産としての性格や、エネルギー価格上昇による米経済への影響が、他の主要国と比べて相対的に限定的であることから、恩恵を受ける傾向がある。
ストーンエックスのシニアマーケットアナリスト、マイケル・ブトロス氏は「足元のイラン紛争の激化により原油価格が再び上昇している。エネルギー価格の高止まりが続けばインフレ面での実質的な進展が損なわれる恐れがある」と述べた。
ドルは対円で0.2%下落し、161.90円となった。
ユーロは対ドルで0.51%高の1.1479ドルと、6月19日以来の高値を付けた。
英ポンドは1.25%高の1.3554ドルと、5月中旬以来の高値を付けた。17日に労働党党首に選出される見通しのアンディ・バーナム氏が、財政規律を重視する財務相を任命するとの報道が支援材料となった。
| ドル/円 NY終値 | 162.18/162.19 |
| 始値 | 162.32 |
| 高値 | 162.39 |
| 安値 | 161.90 |
| ユーロ/ドル NY終値 | 1.1463/1.1464 |
| 始値 | 1.1415 |
| 高値 | 1.1482 |
| 安値 | 1.1406 |