
【ソウル=石川有紀】中国の習近平国家主席(中国共産党総書記)は8日、北朝鮮を国賓として訪問するのを前に、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」の1面に寄稿し、「時代や国際情勢がどのように変わろうとも、伝統的な中朝親善は不敗」だと関係発展に意欲を示した。
習氏は、今年が中朝友好協力相互援助条約の締結から65年にあたることから、党、政府、軍の交流を強化し、中朝関係を発展させるとした。
最近の国際情勢については「百年来の世界的な変化局面」だとして中朝関係発展の必要性を訴えた。また、「覇権主義や軍国主義の復活を企てる策動に反対」し、「平等で秩序ある世界の多極化と経済のグローバル化」を推進すると主張した。米国や日本を念頭に置いているとみられる。
一方、8日の労働新聞は社説で抗日の歴史に触れ、「朝鮮の革命家は中国革命を血をもって助け、中国は(北朝鮮の)解放のための闘争を物心両面で支援した」と中朝の伝統的な関係を強調。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は「先代の首領たちの崇高な志を奉じ、歴史の突風の中でも守ってきた朝中親善関係を、新たな高みにおいて強化・発展させる」と表明したと伝えた。