[モスクワ 27日 ロイター] – ロシアのリャブコフ外務次官は27日、米国に対し、新戦略兵器削減条約(新START)の5年間延長を正式に要請したと述べた。 

新STARTは配備可能な戦略核弾頭数をそれぞれ1550発以下に制限するなど、ロシアと米国が戦略核兵器を減らすことを定めた条約で2021年2月に失効する。 

ロシア外務省は今月1日、新STARTの失効までに後続条約を策定するには時間が足りないとの認識を示した。 

RIA通信によると、リャブコフ外務次官は「規定通り、条約を5年間延長することを米国側に提案した」と指摘。米国が5年間の延長を望まない場合は、短期間の延長も検討するとした。