• イングランドのパブなど7月4日再開、ワイヤーカード前CEO拘束
  • ファウチ氏が下院証言、米新築住宅販売、ユーロ圏総合PMI上昇

英イングランドでレストランやパブ、映画館などが7月4日に再開されることになりました。集中治療室に一時入るなど、自らも新型コロナ感染に苦しんだジョンソン首相が出したゴーサイン。しかし政府の主席医務官らは、ウイルスとの共存を余儀なくされる状況は続くと直ちに警告。賢明な経済活動の再開とはどういったものか、世界各地で模索が続きます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

距離も縮める

ジョンソン英首相はイングランドの観光業とホスピタリティー産業に営業再開を認めると発表した。マスク着用などの感染防止対策をとることを条件に、互いの「ソーシャルディスタンス(社会的距離の確保)」を2メートル以上から1メートル以上へ半減することも明らかにした。与党・保守党内からは首相に対し、経済立て直しのためにも制限措置の緩和を加速するよう圧力がかかっていた。

危機深まる

独オンライン決済会社ワイヤーカードで19億ユーロ(約2300億円)の資金の所在が分からなくなっている事件に絡み、ミュンヘンの検察当局はマーカス・ブラウン前最高経営責任者(CEO)の身柄を拘束した。前CEOは500万ユーロの保釈金を支払って保釈された。この額はドイツでの保釈金として過去最大級。独連邦金融監督庁(BaFin)もワイヤーカードを相場操縦の疑いで検察に告発したことを明らかにした。

検査ペースダウン要請なしと証言

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は下院公聴会で、新型コロナの検査実施ペースを落とすように要請されたことはなく、むしろ検査を増やす計画だと証言した。トランプ大統領は先に、検査のペースダウンを求めたと述べていた。ファウチ氏は経済活動を再開した一部の州で感染が「憂慮すべき急拡大」を示していると発言。ワクチンは年内可能になると「慎重ながらも楽観」しているとも語った。

住宅市場に買い手戻る

5月の米新築一戸建て住宅販売は前月比16.6%増の67万6000戸と、市場予想(64万戸)を上回った。過去最低水準にある住宅ローン金利を背景に、新型コロナ感染のパンデミックで動きが鈍っていた住宅市場に買い手が戻った。前月は58万戸(速報値62万3000戸)に下方修正された。

なお厳しいものの

マークイット・エコノミクスが発表した6月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI)速報値は47.5と、前月から上昇した。特にフランスのPMIは予想外に4カ月ぶりの活動拡大を示した。その一方で域内の新規受注は引き続き縮小を示し、雇用は落ち込んだ。企業は売り上げを伸ばそうと、値下げを余儀なくされた。

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