5月の米新築一戸建て住宅販売は、市場予想を上回る増加となった。過去最低水準にある住宅ローン金利を背景に、新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)で動きが鈍っていた住宅市場に買い手が戻った。

キーポイント
・新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年率換算)は前月比16.6%増の67万6000戸
 ・ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は64万戸
 ・前月は58万戸(速報値62万3000戸)に下方修正

  マイヤーズ・リサーチのチーフエコノミスト、アリ・ウルフ氏は「パンデミックやリセッション(景気後退)といった中でこの水準に達した事実は驚くべきことだ」とし、「低金利環境により、購入希望者の中で実際に新築住宅を購入できる人が出てきている」と指摘した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:New U.S. Home Sales Surge in May With Buyers Returning to Market(抜粋)