• プライムブローカレッジ部門のリスクを減らす措置を取っている
  • 世界の金融機関のアルケゴス関連損失は合計100億ドルに上る可能性

野村ホールディングスはアルケゴス・キャピタル・マネジメント問題を受けて、一部のヘッジファンド顧客に対するファイナンシングを厳格化しつつある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。アルケゴスのポジション破綻に絡み野村は20億ドル(約2200億円)の損失を被る可能性がある。

  詳細は非公開だとして関係者の1人が匿名を条件に述べたところによると、これまでマージンファイナンシングの制限で例外を認めていた一部顧客に対し、レバレッジを抑制するなどの対応策を講じる。野村の担当者はコメントを控えた。

  野村はアルケゴス事件後にプライムブローカレッジ部門のリスクを減らす措置を取っている。JPモルガン・チェースの試算によれば、アルケゴス関連での金融機関の損失は合計で100億ドルに上る可能性がある。

  クレディ・スイス・グループもアルケゴスに絡み大きな損失を被り、ヘッジファンドとファミリーオフィス向けの融資条件を厳格化していると、事情に詳しい関係者が先週明らかにしている。ヘッジファンド事業の包括的見直しも計画しているという。

クレディS、ヘッジファンド事業の改革を計画-アルケゴス損失受け

クレディSがヘッジファンドへの融資条件厳格化―アルケゴス損失受け

  野村は想定される損失発生の原因を検証しているが、損失確定の時期についてはまだ分からないと、同社幹部が3月に述べていた。

野村HDが巨額損発生の検証に着手、損失確定時期は未定-関係者

原題:Nomura Tightens Hedge Fund Financing After Archegos Collapse (1)(抜粋)