[フェニックス 24日 ロイター] – 米アリゾナ州で24日、2020年米大統領選挙の結果を共和党が検証した結果が公表されたが、同州で最も人口が多いマリコパ郡でバイデン氏が勝利した結果は覆らなかった。

州議会上院多数派の共和党が主導して独自調査が進められていた。上院のカレン・ファン議長(共和党)は公聴会で「真実は真実であり、数字は数字だ」と述べた。再調査後の得票数はバイデン氏が99票増えた一方、トランプ氏は261票減った。

トランプ氏の支持者は、組織的な不正により選挙を奪われたとする同氏の主張を証明するために選挙結果の検証を推し進めているが、期待した結果にならなかった。

一方、テキサス州では23日、州内の4大郡であるダラス郡、ハリス郡、タラント郡、コリン郡で大統領選結果の調査に着手したと州当局が発表した。同州ではトランプ氏が勝利したが、バイデン氏が調査対象の3つの郡で勝利した。