[2日 ロイター] – 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が440億ドルのツイッター買収につぎ込む自己資金を抑えるため、新たな資金調達を巡り大手投資会社や富裕層と交渉していることが関係者の話で分かった。

ツイッター買収資金を巡っては、マスク氏は銀行融資で130億ドル、テスラ株を裏付けとしたマージンローン(証券担保融資)で125億ドル、自己資金で210億ドルを用意したとしていたが、関係者によると、プライベート・エクイティ(PE)やヘッジファンド、裕福な個人投資家に対し優先株または普通株を発行することで新たに資金を調達し、拠出する自己資金を減らす可能性があるという。

関係者は、交渉しているPEの中にはアポロ・グローバル・マネジメントやアレス・マネジメントが含まれているとした。

また、関係者の1人は、マスク氏は新たな投資家の利益を考慮して、マージンローンによる資金調達の規模を縮小するかもしれないと述べた。