NEW YORK, NY – JANUARY 30: Former Treasury Secretary Larry Summers visits FOX Business Network at FOX Studios on January 30, 2015 in New York City. (Photo by Rob Kim/Getty Images)

サマーズ元米財務長官は最新の米金融政策スタンスへの強い支持を表明した。同氏は数十年ぶりの高水準となっているインフレへの対応が遅いとして、これまで長きにわたって米金融当局を批判してきた。

  「米金融当局の姿勢はようやく、おおむね適切だと思った」とサマーズ氏はブルームバーグテレビジョンで発言。「問題は今や、遂行することに関わってくる」と述べた。

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  ハーバード大学教授でブルームバーグテレビジョン寄稿者であるサマーズ氏は、米金融状況の引き締まりによって、どの程度の利上げが必要かが見えてくる可能性があるとの考えを示唆。

  インフレ鈍化に必要な状況である失業率の上昇をもたらす景気悪化が起こるためには「金利がどこまで上がる必要があるのか、わたしには確信を持てない状況が続いている」と述べた。

原題:Summers Says Fed ‘At Last’ Adopted Appropriate Policy Posture(抜粋)