リビア最大のシャララ油田が約2カ月の操業停止を経て、生産を再開した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国のリビアがフル生産に近づく可能性がある。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、生産能力日量30万バレルのシャララ油田は、暫定統一政府のドベイバ首相退陣を求める4月の抗議活動の影響で停止していた操業を再開した。

  ブルームバーグの集計データによると、多くの主要石油施設が抗議活動に巻き込まれたことで、リビアの5月の原油輸出は平均日量71万9000バレルと、年初の約120万バレルから大きく減少していた。

原題:Libya’s Biggest Oilfield of Sharara Restarts Production(抜粋)