[ロンドン 6日 ロイター] – 英与党保守党は6日、党首であるジョンソン首相に対する信任投票を実施した。投票を監督した党委員会のグラハム・ブレイディ委員長によると信任が211票、不信任が148票となり、ジョンソン氏の続投が確定した。

ジョンソン氏が獲得した信任票の割合は59%。メイ前首相の2018年12月の信任投票での信任票の割合は63%と、今回のジョンソン氏を上回っていたが、7カ月後に退陣している。

ジョンソン氏が新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)中に首相官邸のパーティーに参加した「パーティーゲート」問題に関する報告書を受けて、与党内では首相退陣論が再燃していた。

ジョンソン氏は41%が不信任票を投じた今回の信任投票について、前進に向けた決定的な勝利だったと評価。記者団に対し「決定的な結果だった。これにより、政府は国民のために重要なことに集中できる」と述べた。

一部で指摘されている解散総選挙については「関心がない」とし、「国民のために直ちに行動を起こすことに関心を持っている」と語った。