[ロンドン 11日 ロイター] – 20カ国・地域(G20)の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は11日、暗号資産(仮想通貨)のグローバル規制を10月に提案すると表明した。最近の市場混乱により、規制の必要性が浮き彫りになったとしている。

FSBはこれまで、暗号セクターはシステミックリスクにはなっていないとし、監視にとどめてきた。

しかし、最近の混乱により、そのボラティリティー、構造的脆弱性、幅広い金融システムとの関連性の高まりが浮かび上がったと指摘。発表文で「ある市場プレーヤーの破綻は、投資家に大きな損失を与える可能性があるほか、市場の信頼を脅かすことに加え、暗号資産エコシステムの他の部分にもリスクが素早く伝わることがある」とした。

FSBは、ステーブルコイン(暗号資産の一種)を決済手段として利用するのであれば、強固な規制の網をかける必要があると説明。「ステーブルコインといった暗号資産に対する規制・監督アプローチ」を提案するとした。

FSBは立法権限を持たないが、メンバーはFSBの規制原則を自らの管轄分野に適用することにコミットしている。

FSBは、暗号資産は主に「投機目的」で使用されるが、「規制のない空間」では運用されず、関連する既存の規則を順守する必要があるとした。