エジプトで開かれている国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)で演説するバイデン米大統領=11日、シャルムエルシェイク(AFP時事)
エジプトで開かれている国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)で演説するバイデン米大統領=11日、シャルムエルシェイク(AFP時事)

 【シャルムエルシェイク時事】バイデン米大統領は11日、エジプトのシャルムエルシェイクで開かれている国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)で演説した。途上国の気候変動対策を支援する国際的な基金への拠出を倍増させると表明。また、産業革命前からの世界の気温上昇を「1.5度」に抑えるための米国の温室ガス排出削減目標を「達成する」と強調し、気候危機で国際的な指導力を発揮する姿勢をアピールした。

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 バイデン氏の外遊は中間選挙後初めて。演説で「気候危機は人類、経済、環境、国家の安全保障問題であり、地球の生命そのものの問題だ」と訴えた。

 途上国支援では、アフリカに1億5000万ドル(約200億円)超を拠出し、異常気象の早期警戒システム拡充などを後押しする考えを示した。気候変動の影響に備える取り組みに使う「適応基金」へ、従来の2倍に当たる1億ドルを充てると約束した。

 バイデン氏は「(気候変動との)闘いに勝つために、主要排出国は1.5度目標で協調が必要だ」と、各国が連帯する重要性を強調。目標達成に向け「野心と努力のスピードを高めよう」と呼び掛けた。