[シャルムエルシェイク(エジプト) 15日 ロイター] – 国連は15日、世界の人口が80億人を超えたと発表した。2080年代までにさらに24億人増える見込みで、食料や水、燃料が十分行き渡らなくなると警告した。

世界の人口は、2011年からの11年間で10億人増加。アジアを中心とする中所得国で約7億人増えた。インドは約1億8000万人増加し、来年には中国を抜いて世界で最も人口の多い国になると予想される。

一方で米国、欧州、日本は出生数が減少傾向にある。中国も一人っ子政策という負の遺産をひきずっている。

専門家によると、人口の増加ペースは鈍化し年1%未満になっている。このため2037年まで90億人に到達することはないとみられている。国連は2080年代に約104億人でピークを迎え、2100年までその水準にとどまると予測している。