[プノンペン 22日 ロイター] – オースティン米国防長官と中国の魏鳳和国務委員兼国防相が22日、訪問中のカンボジアでおよそ1時間半にわたり対面で会談した。米国防総省の報道官によると、危機管理の意思疎通を改善する必要性について協議した。

ライダー報道官によると、オースティン長官はまた、インド太平洋地域における中国軍機による「事故の危険性を高める一段と危険な行動」に懸念を示した。

「戦略的リスクを減らし、活動の安全性を向上するための中身のある対話」の重要性についても話し合われた。

両氏の対面会談は今年2回目。中国は8月にペロシ米下院議長の台湾訪問に反発し、両軍幹部の定例協議など複数の分野で対話を停止していた。

米政府高官は匿名を条件に、オースティン氏と魏氏が台湾について「長時間」協議したほか、ペロシ氏の訪台後に中断したメカニズムについて数カ月以内の一部再開も協議したと明らかにした。

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▽台湾は核心的利益の核心、中国国防相が米国防長官に伝達<ロイター日本語版>2022年11月22日4:50 午後