[ベルリン 11日 ロイター] – ドイツのフェーザー内相は11日付週刊紙ビルト日曜版のインタビューで、政府転覆を図るテロ組織に参加した疑いなどで25人が逮捕された事件を巡り、連邦政府がまもなく銃規制法の強化を計画していると表明した。

第2次世界大戦後のドイツ連邦共和国を否定し、皇帝が君臨したドイツ帝国の復活などを目指す極右勢力「帝国市民」について、フェーザー氏はメンバーがこの1年で2000人増えて2万3000人になったと指摘し、ドイツにとっての脅威が増大していると指摘。「現在拘束され取り調べを受けているのは狂信的だが無害な人々ではない。テロリストの疑いがある者たちだ」と語った。

検察当局によると、逮捕されたメンバーは武装していたり、武器の使い方に熟知していたりし、軍の現職や元要員を勧誘したり武器を大量に保管したりもしていた。これについてフェーザー氏は「そうした武装の解除に向けて全ての当局が最大限の圧力を行使することが必要だ」と述べた。