[11日 ロイター] – 米カリフォルニア州を地盤とする銀行持ち株会社パックウエスト・バンコープ 株が11日の取引で23%下落して取引を終えた。預金流出を受け、米連邦準備理事会(FRB)からの借り入れ拡大に向け51億ドルの融資債権を追加担保に差し入れ、当面の流動性資金を150億ドルに増加させた。

同行によると、5月5日までの週に預金が約9.5%(15億ドル)減少した。

パックウエストの混乱は他の地銀株の重しにもなっている。キーコープは2.5%、ザイオンズは4.5%、バレー・ナショナル・バンコープは2.8%、コメリカは6.8%下落した。

KBW地域銀行指数は2.4%下落。