[東京 23日 ロイター] – 総務省が23日に発表した5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は104.8と、前年同月比3.2%上昇した。政府の再生エネルギー発電促進賦課金の引き下げで伸び率は前月の3.4%を下回ったものの、生鮮食品を除く食料が伸び率を拡大し、市場予想を上回った。生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数は4.3%上昇で、1981年6月以来の伸び率となった。

ロイターがまとめたコアCPIの民間予測は3.1%上昇だった。

エネルギー価格は8.2%下落で、前月の4.4%下落から下落幅が拡大した。電気代は17.1%下落、都市ガス代は1.4%上昇、ガソリンは1.7%下落となった。

一方、生鮮食品を除く食料は9.2%上昇で前月の9.0%上昇を上回った。

(和田崇彦)