▽NATO巡るトランプ氏発言「危険」、ウクライナ支援の緊急性増す=バイデン氏<ロイター日本語版>2024年2月14日午前 6:48 GMT+9

NATO巡るトランプ氏発言「危険」、ウクライナ支援の緊急性増す=バイデン氏

[ワシントン 13日 ロイター] – バイデン米大統領は13日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国を外部の攻撃から防衛しない可能性に言及したトランプ前大統領の発言を「危険かつ非米国民的なシグナルを世界に発した」と批判した。

さらに、上院を通過したウクライナ支援法案について、トランプ氏の発言を受け、米安全保障に対するリスクの度合いが高まり、同法案の議会通過が緊急性を増したという認識を示した。

11月の大統領選でバイデン氏と対決する公算の大きいトランプ氏は10日に開いた選挙集会で、過去に会談したNATOの主要加盟国の首脳から、もし同国が拠出金を払わず、かつロシアから攻撃を受けた場合、米国が防衛してくれるかとの質問をされたと言及。「私はあなた(の国)を防衛しない。逆に、彼らに好きなようにするよう伝えるだろう。拠出金は払わなければならない」と回答したとした。 もっと見る

米上院は13日早朝、ウクライナ、イスラエル、台湾への支援を盛りこんだ953億4000万ドルの法案を70対29の賛成多数で可決し、下院に送付された。 もっと見る

バイデン大統領は下院で法案の採決を実施するよう、ジョンソン下院議長(共和党)に改めて呼びかけた上で、ウクライナ向け軍事支援を怠れば、ロシアのプーチン大統領が利することになり、攻撃がウクライナを超えて欧州にも及ぶリスクがあると警鐘を鳴らした。

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