ウクライナ軍は22日、ロシアの首都モスクワ郊外にある通信施設「宇宙通信センター」を攻撃し、「大きな煙」を確認したと発表した。露当局は22日、同日未明から昼にかけて80機以上の無人機を撃墜したと明らかにしており、ウクライナによるモスクワ周辺への攻撃が続いている。
同センターは、露最大規模の情報通信基地だ。施設を運営する国営企業は衛星放送や通信への支障はなかったものの、無人機攻撃は大規模で施設に被害があったことを認めた。

英紙テレグラフ(電子版)は22日、18日の攻撃で炎上した製油所の近くに無人機に対応する防空システム「パーンツィリ」が新たに配備されたと報じた。モスクワを守る防空体制の強化を図っている可能性がある。
露国内では軍事関連施設への攻撃も続いている。ウクライナ軍は22日、パーンツィリの部品などを製造している露南部ボロネジの工場も攻撃したと発表した。
プーチン大統領は23日の会合で、ウクライナは無人機攻撃により「(ロシア)社会の不安をあおろうとしている」と主張した。プーチン氏は、欧州諸国が無人機生産でウクライナと協力を深めていることにより、ロシアへの大規模な無人機攻撃が可能になっているとの見方も示した。