アメリカ・ホワイトハウスのサンダース報道官は30日の記者会見で、史上初の米朝首脳会談に向けた協議が順調に進んでいるという認識を示しました。

それによりますと、大統領の実務などを調整するヘイギン次席補佐官らの先遣隊は30日、シンガポールで北朝鮮側と協議を行い、協議は31日も行われる予定だということです。

また、首脳会談に向けて韓国に派遣されているアメリカの北朝鮮問題担当の特別代表などを歴任したソン・キム駐フィリピン大使が率いる代表団は、30日、南北の軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で北朝鮮側と協議を行ったとしています。

そして、サンダース報道官は、首脳会談の日程について「われわれは6月12日に首脳会談が行われると期待している」と述べて、来月12日に向けて調整を進めているという考えを改めて示しました。そのうえで、「会談が6月12日に行われるのであれば準備する。そうではなくて7月12日に行われるのであっても準備する」と述べて、日程がいつになっても準備を進めると強調しました。