
[キーウ 12日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、同国軍が今年に入り、南東部の戦線一帯でロシア占領下の745平方キロメートルの領土を解放したとし、作戦は「計画通りに進んだ」と成果を誇示した。
ウクライナ軍はここ数カ月、ロシアの戦争遂行能力に圧力をかけようと、全長1200キロにおよぶ前線の一部で反撃を行い、兵たんやエネルギーインフラを攻撃してきた。
ゼレンスキー氏はXへの投稿で、ドニプロペトロウスク、ドネツク、ザポリージャの3州で26の集落がウクライナの支配下に戻ったと説明した。これらの集落は、3州の州境が接する約60キロにわたる前線沿いに位置する。
ゼレンスキー氏は「われわれのこの攻勢作戦は、計画通り正確に遂行された」と述べ、空挺をはじめとする部隊の功績を称賛した。
ウクライナの戦況分析団体「ディープステート」は最新の分析で、ウクライナ軍が前線沿いの19の集落で支配を回復したほか、6つの集落でロシア軍を押し戻したと指摘した。ゼレンスキー氏とディープステートが示した集落のリストはおおむね一致している。
ウクライナ軍参謀本部が12日に投稿した動画には、奪還した集落で兵士がウクライナ国旗を掲げる様子を主にドローン(無人機)で撮影した映像が収められていた。ロイターは映像の真偽を独自に確認できていない。
アナリストは、ロシア軍の進撃は今年に入り前線の大部分で鈍化しているものの、東部ドネツク州の要衝では依然として包囲を狭めていると指摘している。