• 純資産は前期比1兆300億ドル(1%)増の100兆8000億ドル
  • 株式の価値は2900億ドル減少-前期は8670億ドル増加

米国の家計資産は1-3月(第1四半期)に増加ペースが鈍化した。株価が年初に付けていた過去最高値から下落したことが背景にある。米連邦準備制度理事会(FRB)が7日に発表した統計で明らかになった。

家計純資産の統計ハイライト(第1四半期)

  • 家計および非営利団体の純資産は前期比1兆300億ドル(1%)増の100兆8000億ドル
  • 株式の価値は2900億ドル減少-前期は8670億ドル増加
  • 家計債務は年率3.3%増加、前期は同4.6%増
  • 家計の不動産資産は4324億ドル増。住宅の評価額から住宅ローン残高を除いた部分(エクイティ)の不動産資産全体に占める割合は59.7%と、前期の58.9%から上昇

住宅ローンの借り入れは年率2.9%増(前期3.4%増)。自動車や学資ローンなどの消費者信用残高は4.2%増加した(前期6.7%増)。

原題:U.S. Household Wealth Increased at Slower Pace in First Quarter(抜粋)