【モスクワ時事】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は27日、ロシアのプーチン大統領とモスクワで会談し、トランプ大統領とプーチン氏の首脳会談開催で合意した。タス通信によると、ロシアのウシャコフ大統領補佐官は首脳会談は第三国で開かれ、場所と日程は28日に発表されると明らかにした。

ボルトン氏との会談でプーチン氏は「残念ながらロ米関係は良好ではない。米国内の政争の結果だ」と強調。ボルトン氏は「関係改善に向けた議論を期待している」と応じた。ボルトン氏はラブロフ外相とも約2時間会談した。

トランプ氏は来月11、12の両日にブリュッセルで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席後、英国を訪問するとされ、欧州歴訪中にプーチン氏と会談するという観測が浮上している。ロイター通信は26日、米高官の話としてフィンランドの首都ヘルシンキでの開催が検討されていると報じた。