[メセベルク(ドイツ) 18日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領とメルケル独首相は18日、ベルリン郊外のメセベルクで会談し、ウクライナやシリア、イラン情勢のほか、米政府が反発しているガスパイプラインプロジェクトについて意見交換した。

ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は、会談後に記者団に対して、何ら合意はなかったと明らかにした。ロシアが2014年、クリミアを併合して以降、ロシアとドイツの関係はぎくしゃくしている。

バルト海経由でロシアからドイツに天然ガスを輸送するパイプライン「ノルド・ストリーム2」について、報道官は、両首脳は純粋な商業上のプロジェクトと認識しているとし、「プロジェクトを遂行するためには、第三国の横槍に対処するための措置を取ることが必要」と述べた。

米政府は「ノルド・ストリーム2」について、ドイツのロシアへのエネルギー依存が高まることを懸念し、反対を表明している。また、ガス輸送ビジネスから排除されることを不安視するウクライナも反発しているほか、東欧諸国からもロシアの進出を憂慮する声が上がっている。