米消費者信頼感は2月に改善し、全ての予想を上回った。過去最長だった米政府機関閉鎖が解消され、貿易摩擦に解決の兆しが出てきたことから4カ月ぶりに回復した。

米民間調査機関コンファレンスボードが発表した2月の米消費者信頼感指数は131.4と、前月の121.7から上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は124.9だった。現況指数は173.5と、18年ぶりの高水準。期待指数は103.4に上昇。前月89.4からの上昇幅は2011年以降で最大だった。

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  • 政府閉鎖や中国との貿易摩擦を巡る不透明感よりも、力強い雇用市場と株式相場の上昇を消費者が重視したことが信頼感改善の背景。米金融当局が追加利上げについて辛抱強くなる方針を示したことも経済見通しの改善につながった
  • コンファレンス・ボードの景気指数担当シニアディレクター、リン・フランコ氏は発表文で、「消費者は引き続き企業と労働市場の状況を前向きにみている」とし、「過去数カ月に金融市場のボラティリティーと政府機関閉鎖の悪影響を受けていた期待指数が回復した」と指摘

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  • 今後6カ月にビジネス環境が改善すると回答した比率は昨年11月以降で最高
  • 「仕事が豊富にある」との回答から「就職が困難」との回答を差し引いた値は、18年ぶり高水準となり、労働市場が依然として力強いことを示唆
  • 自動車や住宅、大型家電を購入する計画があると回答した比率はいずれも低下

原題:U.S. Consumer Confidence Jumps as Current Views Hit 18-Year High(抜粋)