[30日 ロイター] – 米アップル(AAPL.O)が30日発表した第3・四半期(4─6月)決算は、利益と売上高がそろって市場予想を上回った。第4・四半期(7─9月)の売上高見通しも予想を超えた。 

クック最高経営責任者(CEO)はロイターに対し「大中華圏の業績の大幅改善」が全体の業績押し上げに寄与したことを明らかにした。 

引け後の時間外取引で、アップルの株価は3%上昇した。 

売上高は1%増の538億ドル、1株当たり利益は7%減の2.18ドルだった。リフィニティブのまとめたアナリスト予想は売上高が533億9000万ドル、1株利益が2.10ドル。 

スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の売り上げは12%減の259億9000万ドル。市場予想の259億6000万ドル近辺となった。 

サービス事業の売上高は12.6%増の114億6000万ドルで、過去最高に達したものの、市場予想の117億3000万ドルには届かなかった。クックCEOによると、1年前の訴訟に絡む一時支払いや為替変動の影響を除くベースでは、売上高は18%増となっていた。 

中国の売上高は4%減の91億6000万ドル。ただ、前四半期の22%減からは改善した。