[22日 ロイター] – 中国カンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)の研究者は22日、医学誌ランセットで、新型コロナウイルスワクチンの初期治験結果からワクチンの安全性と急速な免疫反応の誘導を確認したと発表した。 

中国武漢市の健康な成人108人を対象にワクチンを1回投与したところ、14日間でウイルス特異抗体とT細胞の産生が見られた。投与から4週間後の主な副作用は、注射部位の軽度な痛みや発熱、疲労感、頭痛、筋肉痛などで、深刻な副作用は見られなかったという。 

ただ、ワクチンが新型コロナ感染症を予防するかどうかは一段の研究が必要とした。 

武漢市では中期段階の治験がすでに行われているという。