[マドリード/バルセロナ 25日 ロイター] – スペインのゴンザレス外相は25日、7月1日から外国人観光客を受け入れ、新型コロナウイルス流行に伴い義務付けてきた2週間の隔離措置を解除すると発表した。 

ツイッターへの投稿で「最悪期は過ぎ去った」とし、「7月から外国人観光客の受け入れを段階的に開始し、隔離を解除する」と発表した。 

観光業はスペイン国内総生産(GDP)の12%超を占める主要産業で、景気後退(リセッション)が差し迫る中、夏の旅行シーズンに向けて外国人観光客を呼び戻したい考え。 

主要都市のマドリードやバルセロナでは同日から、利用客を制限する条件でレストランやバーの屋外での営業再開が容認された。 

スペインの新型コロナ感染症による死者は累計2万8752人と、極めて深刻な状況となっているものの、死者数は減少傾向にある。感染者数は累計23万5772人。