元大阪府知事の橋下徹氏が4日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜・前7時半)に生出演した。

 番組では、菅義偉首相が日本学術会議の会員候補の任命を拒否した問題について特集した。菅首相は「法に基づいて適切に対応した結果だ」と述べたが橋下氏は、自身が府知事、大阪市長時代に府立大学、市立大学の学長任命権を持っていたことを引き合いに出し「推薦に基づかずに拒否するのはアウトだけど、推薦が出てきた時に拒否するのは当たり前の話で任命拒絶は当たり前の話」と解説した。

 一方で「菅政権で残念なのは、法に基づいた対応だとか個別の人事だから理由は言わないとか、これは安倍政権の森友加計学園、桜を見る会の問題と同じように国民の不満のマグマがたまるきっかけになる」とし今回の問題を「霞ケ関の組織内の人事とは違って、学術会議という独立した組織なので拒絶した理由についてはっきり伝えるべきです」と指摘していた。