欧州最大級の電力会社、フランス電力がミャンマーで進めていた巨大水力発電所の建設計画を凍結することが分かったと、共同通信が伝えた。プロジェクトには丸紅も加わっており、損失計上を迫られる可能性があるとしている。

  共同によると、計画凍結は国軍によるクーデターを受けた措置とみられる。総工費は約15億ドル(約1630億円)で、ミャンマー最大級のプロジェクトだった。

  フランス電力は、人権を尊重し「企業連合として開発計画を停止した」と地元市民団体への文書で説明したと、共同通信は報道。丸紅は出資額や事業の枠組みについては明らかにしておらず、「常時適切な対応をしていく」とコメントしたという。