[ブリュッセル/ワシントン 22日 ロイター] – 欧州連合(EU)と米国は22日、ミャンマーのクーデターに関連する制裁措置をそれぞれ導入した。

EUはブリュッセルで開いた外相会合で、2月1日に発生した国軍によるクーデターに関連する11人に対する制裁発動で合意。渡航が禁止されるほか、資産が凍結される。

ミャンマーでは、国軍に対する抗議デモが続いており、人権団体の政治犯支援協会(AAPP)によると、抗議デモでこれまでに少なくとも250人が死亡した。ドイツのマース外相は「看過できない状況に達した」とした上で、「制裁はミャンマー国民ではなく、明確な人権侵害を犯した者に対するものだ」と述べた。

米財務省もミャンマー国軍に関連する個人と団体に対する制裁措置を発動させたと発表した。