【ジャカルタ時事】インドネシア軍は25日、バリ島沖で沈没した潜水艦「KRIナンガラ402」を発見したと明かした。艦体は海中で大きく三つに分裂しており、ハディ国軍司令官は53人の乗員について「全員が死亡した」と宣言した。

不明の潜水艦、沈没認める 部品回収、「大きな損傷」―インドネシア軍

 軍の記者会見によると、無人潜水機が深度838メートルの海中で艦体を発見し、方向舵(だ)や船尾の一部を撮影した。停電で制御不能となり設計上耐えられる水深よりも深い場所へ沈没。強い水圧を受けて分裂した可能性がある。