[ワシントン 16日 ロイター] – 米商務省が16日に発表した10月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.7%増と、市場予想の1.4%を超えて増加した。供給の制約が続く中、年末商戦が早めに始まったことで押し上げられたとみられる。9月の小売売上高は0.8%増と、0.7%増から上方改定された。

市場予想のレンジは0.1%減から2.8%増と、幅広かった。

ウェルズ・ファーゴ(ノースカロライナ州)のシニアエコノミスト、サム・ブラード氏は「供給が逼迫する中、小売店が買い物客に早めのホリデーショッピングを勧めていることから、一部の消費が前倒しされた可能性が高い」としている。

国内総生産(GDP)の個人消費項目に密接に関連しているとされる自動車、ガソリン、建設資材、外食を除くコア小売売上高は1.6%増。前月は0.5%増加していた。