[3日 ロイター] – ウクライナとロシアが3日に実施した2回目の停戦対話について、交渉にあたったウクライナ大統領府のポドリャク顧問は、期待した結果は得られなかったものの、民間人が避難するための「人道回廊」の設定を巡る理解が得られたほか、対話を継続することで合意したと明らかにした。

ポドリャク顧問によると、両国は民間人が避難できるよう一時的な停戦の可能性を想定。「人道回廊が設置される場所で、避難が行われている間の一時停戦は可能だ」と述べた。

このほか、激しい戦闘が行われている地域に医薬品や食料を輸送することでも理解が得られたとした。

ポドリャク氏は、具体的には明らかにしなかったものの、今回の対話でウクライナが期待した成果は得られなかったと指摘。ただ「かなりの都市が(ロシア軍に)包囲される中、人道面について十分に詳細な協議が行われたと言うことはできる」と述べた。

ベラルーシの国営通信社ベルタは、ポドリャク氏の発言として、3回目の対話は来週初めに行われると報じている。