【ロンドン時事】ロシア連邦統計局が8日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、前月から7.6%上昇した。ウクライナ侵攻による西側諸国の制裁を受け、通貨ルーブルが下落。輸入物価が押し上げられる形でインフレが急加速した。

 ロイター通信によると、前月からの上昇率は1999年1月以来で最大。一方、ロシア中央銀行は8日、通貨安が一服したことを受け、主要政策金利を20%から17%に引き下げた。

 前年同月比では16.7%の上昇(2月は9.2%上昇)だった。