【ニューヨーク時事】米格付け大手S&Pグローバル・レーティングは8日、ロシアの外貨建て国債の発行体格付けについて、一部デフォルト(債務不履行)を意味する「SD(選択的デフォルト)」に引き下げた。4日が期日だったドル建て国債の償還と利払いはルーブルで行われたが、約束通りの返済ではないと判断した。

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 S&Pは格下げとともに、ロシアの格付けをすべて取り下げると発表した。欧州連合(EU)が対ロシア制裁の一環として、格付けの禁止や撤回を命じていた。米ムーディーズ・インベスターズ・サービスやフィッチ・レーディングスも格付けを取り下げており、大手の格付けはなくなった。