[ワシントン 5日 ロイター] – 米国エネルギー省のグランホルム長官は5日、米国はウランの安定供給を確保するための戦略を策定中で、ロシアからの輸入を見直すべきとの見解を示した。

同長官は議会の公聴会で、対ロシア制裁強化の一環としてウラン輸入を禁止するかと問われ「ロシアにこれ以上資金を送るべきでない」と回答。米国内の原子力発電に必要なウランの安定供給を確保するため、エネルギー省は広範な戦略策定に取り組んでいるとした。

バイデン大統領は3月、ロシア産の原油・天然ガス・石炭の輸入を禁止したが、ウランは対象としなかった。ロシアは米にとって第3位のウラン供給国となっている。