[上海 24日 ロイター] – スウェーデンのファストファッション大手H&Mは、中国・上海の旗艦店を閉鎖した。

新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)で個人消費が低迷したことに加え、新疆綿の使用禁止を巡って批判の矢面に立たされた。

上海の旗艦店は3階建て。今月初めには営業していたが、24日に看板が外された。

H&Mは2007年に中国に進出。上海に旗艦店をオープンし、急ピッチで店舗を展開した。昨年初めには中国本土で500店舗以上を営業していたが、現在、ウェブサイトには上海の旗艦店を含めて376店舗しか記載されていない。

同社はコメントを控えている。

H&Mは新疆ウイグル自治区の強制労働疑惑に懸念を表明した書簡が2021年に明るみ出たことを受けて、中国の消費者の反発を買った。