[ジュネーブ 5日 ロイター] – 国連のバチェレ人権高等弁務官は5日、ロシア軍やロシア軍に関連する武装集団による民間人の恣意的な拘束がウクライナの一部で広がっており、270件が記録されていると述べた。ウクライナでの監視を強化するという。

国連人権理事会で、今回の調査結果は監視員による現地訪問や500人超におよぶ人権侵害の被害者・目撃者へのインタビューなどの情報に基づいていると指摘。「270件の恣意的な拘束と強制失踪を記録した。そのうち8人は遺体で発見された」と述べた。

ウクライナのエミネ・ジャパロワ外務次官は人権理事会で、ロシアがヘルソン市のコルイハエフ市長を含めた「大規模な」誘拐を行っていると非難し、即時かつ無条件の解放を求めた。

一方、ロシア側はバチェレ氏の報告は「ウクライナ政権の犯罪を覆い隠すために」作られた情報操作の一環とした。

バチェレ氏はまた、ウクライナでの国連人権事務所のプレゼンスを高めると表明。国連報道官によると、ウクライナでの監視チームを約55人から80人に増やす計画という。ただ時期については明らかにしなかった。