[ワシントン 20日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領夫人、オレナ・ゼレンスカ氏は20日、米議会で演説し、約5カ月にわたるロシアの侵攻に苦しむウクライナへの追加軍事支援を要請した。

オレナ夫人は「われわれの世界は戦争によって破壊された。ウクライナでは何万もの世界が破壊された」とし、負傷もしくは死亡した子どもたちの映像を流し惨状を訴えた。

その上で「他国の領土で戦争をするためではなく、自分たちの家や生きる権利を守るため」に武器を支援するよう要請。「答えはここ首都ワシントンにある。ウクライナ人に対するテロ行為をやめさせるために助けを求めます。そうすれば、われわれは命や自由、幸福の追求という名の下で、共同の偉大な勝利を収めるでしょう」と言明した。

米政権によると、ロシアのウクライナ侵攻開始以降、米国によるウクライナ軍事支援総額は約80億ドルに上る。