[ロンドン 22日 ロイター] – ウクライナからの穀物輸出再開に向けた合意が成立したことを受け、英国の複数の保険会社が船舶保険の引き受けに関心を示していることが分かった。業界筋が明らかにした。

ロシアとウクライナは22日、ウクライナに滞留する穀物の輸出再開に向けた合意文書に署名した。

船舶と保険の確保は、今後のプロセスで非常に重要な部分となる。

実際の出荷は数週間先になる見込みだが、英ロイズ保険組合の幹部は「保険引き受けに意欲的な引受人は複数あり、ブローカーも1─2社ある。コンソーシアムが形成されるかも知れない」と述べた。

ロンドンの戦争保険料率委員会(ロイズ保険業者とロンドン保険業者協会との協会合同機関)はウクライナ周辺海域を高リスク地域に指定しており、航行には保険会社の承認が必要となる。