赤ちゃんへの新型コロナウイルスのワクチン接種=6月22日、ニューヨーク(EPA時事)
赤ちゃんへの新型コロナウイルスのワクチン接種=6月22日、ニューヨーク(EPA時事)

 【ニューヨーク時事】米疾病対策センター(CDC)は11日、新型コロナウイルス対策の行動指針を緩和した。ワクチン接種の有無にかかわらず、濃厚接触者となった場合の自主隔離や、学校での定期的な感染検査を不要とした。

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 従来はワクチン未接種の濃厚接触者は、5日間の隔離が推奨されていた。これを廃止し、代わりに屋内での高機能マスクの10日間着用と、接触した日から5日後に検査を受けるよう求めた。

 CDCは声明で「パンデミック(世界的大流行)はまだ終わっていない」としながらも、ワクチン普及などで重症化リスクが大幅に低下したことを緩和の理由に挙げた。